tatsumitatsu

ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

中古ロードバイク 前途多難な門出

〈乗る前からトラブル発生〉
我が家に初めてのロードバイク納入。


なけなしの小遣いでヤフオクでゲットした、私専用の中古だが、子どもたちが興味を持って集まってくる。
子どもは男3人。小中高揃い踏み。中高の2人は、あわよくば乗り回してやろうと考えている様子。小学生の子は…足が届かない。絶対無理だ。
それなのに、どうやったのか、サドルにまたがってるではないか。スタンドがないから、壁に寄りかかってプルプルしてる(笑)

微笑ましい一コマのはずが、子どもの一人が気づいた。

「あ、後輪パンクしてる」

おかしい。買ったときは問題なかった。そのあと空気入れで空気を入れた。ちなみに、空気入れは、Giyo(ジヨ)のAIR SUPPLYフロアポンプ。中古で1,320円也。
タイヤには適正空気圧MAX8.5barと書いてあったが、ストアの店員からは「8.0くらいで十分」とアドバイスを受けたのでそれに従った。おお、これが仏式バルブかー。8.0barってすごい圧だなー。ママチャリと全然違うわー。などと感心しながら空気を入れたのは昨日のこと。
で、今日はペチャンコ。なんじゃこりゃ。
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ロードバイクは、パンクしたらタイヤの中にあるチューブまるごと交換するらしい。が、替えのチューブは持ってない。

うう、一度も乗らないでパンクか。仕方ないので、最寄りの自転車屋にパンク修理を依頼。チューブを新品に変えてもらう。2,000円也。高いのか安いのか?
今後はパンクくらい自分で直せないとと思い、そこで替えのチューブ、Hutchinson(ハッチンソン)のものが大変安かったので購入。2本で810円也。また、家でなにがしか勉強しようと思い、古いチューブも引き取った。
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家に持ち帰ったパンクチューブに空気を入れると、バルブ以外のところから空気が漏れ、すぐに穴は見つかった。しかし変だ。なぜチューブの内側(つまりリム側)に穴が空いてるんだ?普通、釘などを踏んだら外側に空くはずなのに。わからん。素人だし。

ロードバイク自体のパンクは直ったので、気分は良い。細かいことは忘れて、颯爽とロードへ飛び出す!

軽い。早い。シフト操作もネットで調べた。ガチャガチャと無意味に動かし、二度ほどチェーンが外れたが(笑)、概ねご満悦な初ライド。流れる風と景色を堪能し…というのは半分ウソ。緊張してあまり覚えてません。横を走る車が恐い。しかもノーヘル(アマゾンで注文してたが届いていなかった)。でも早く乗たかったのです。ごめんなさい。
ヘルメットはすぐに到着。その後、少しずつ乗り慣れてロードバイクはいいなあと実感するのだが、それは別の機会に。

自転車屋でチューブを替えてもらってから約2週間後のある日、またタイヤがペチャンコになっていた。土日に少ししか乗ってないのに。これは絶対なにかおかしい。素人でも勘づく。
今度は自転車屋に行かず、自分でパンク修理に挑戦する。ダイソーの100均パンク修理セットのタイヤレバーでタイヤを外し、チューブを取り出す。穴はすぐに見つかった。やはり前回と同じ場所、リム側だ。
リムを調べると、ちょうどパンク穴に対応するところのリムテープに穴が空いている。そら、チューブを替えてもすぐにパンクするわ(経験者っぽく書いてるが、あくまで私、素人です。現実はネットで地道に調べながら試行錯誤してます)。
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リムテープを交換する必要があるが、もちろん待ち合わせなどない。さっそくアマゾンで、SCHWALBE(シュワルベ)のリムテープ を購入。前輪の分もあわせ2点で438円也。
2日後にモノが届き、作業再開。パンクしてない前輪も合わせてリムテープを取り替える。後輪はチューブも新品に替えて作業終了。自分で初めてパンク直したぞー!
しかし、話はこれで終わらなかった…。
翌朝、今度は前輪がペチャンコに。ちくしょう!どうなってるんだ。チューブを調べると、バルブの根元から空気が漏れている。黙々と新しいチューブに交換。終了。
何回、タイヤ外して、チューブ取り出して、またセットして、を繰り返したか。もうプロですよ、私。

〈これぞ中古ロードの醍醐味?〉
ヤフオクで出品されているロードバイクの商品説明には、必ずといってよいほど「乗る前に、ご自身か自転車屋で整備するように」という注意書きが書かれている。「素人は中古に手を出すな」というのもよく聞く。
いわば、私はその洗礼を浴びた訳だが、それでもポジティブに捉えたい。新車を購入すれば、パンクなどのトラブルに出合うのはおそらか何ヵ月も先の話で、すぐに快適なライドに飛び出すことができるだろう。
しかし、ロードバイクと長く付き合うには、自分でメンテナンスできるようになることが必須。そのためには、自転車の構造や部品について詳しく知っておかなければならない。
中古を買ってトラブルに見舞われることで、私は(タイヤ回りだけだが)その知識と技術を手に入れた。ほとんどライドすることなく(笑)
変速機やブレーキ、スプロケットなど、まだ未知の部品の方が多いのだが、今回のトラブルを経て、何となく手応えというか感じるものがある。それは、ロードバイクは速く走るためだけのパーツで構成された乗り物。つまりシンプル。余計なものが付いていないだけに、素人でも努力次第で目が行き届き、深いお付き合いができそうに思うのだ。
もちろんお手上げとなったら、自転車屋さんのプロのお力のお世話になりたいと思っております。よろしく。
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