2021年5月22日
私は岸和田市の生まれである。同市の山間部にある牛滝というと、バーベキューや川遊びができる自然あふれるスポットとして、子どもの頃の自分には特別なエリアであった。親が連れて行ってくれるというと小躍りしたものである。
一方で、牛滝の隣の塔原、また和泉市の父鬼、貝塚市の蕎原(そぶら)というと、私にとって未知の地。しかしながら幼少時の空想が今に保たれて、名前を聞くだけで心がトキメいてしまうのである。まさに和泉葛城山の麓を形成するこれらの地域は、(行ったことがなくても!)私の心のふるさととなっているのである。
さて、そぶらには、興味深いキャンプ場が集中しているのを最近知った。渓流園地、そぶらフォレストガーデン南、山の神キャンプ場の3つだ。漆黒の森とか、最後の秘境とか、ネットでいろんな人が面白く紹介している。ルートを検索すると割りと近い。
片道31km。往復で60km。よし行ける。
下見がてら自転車で行くことにした。
泉北ニュータウン。光明池手前あたり。閑静な住宅街だ。道は広く、車は少なく、走りやすい。
和泉市のららぽーと。実家から近いので、何度か行ったことがあるが、この手の商業施設は人が多いので苦手。
国道170号線に出る。気持ちよく坂を下ると、行き過ぎていることに気づく。また坂を登る(泣)
岸和田市の内畑あたりの風情のある集落を抜けると、目の前に阪和道の高架が。そして、その下をくぐって延びている道は、牛滝街道(府道40号線)ではないか!昔、親の車に乗せられて、牛滝までこの道を走ったのだ。
この景色、空気感。美しい。童心にかえる。泣けてくる。名残惜しいが、途中で右折。
パンパン音が聞こえてくる。岸和田国際射撃場だ。こんなところにあったのか。
府道39号線。葛城街道とも塔原街道とも言われる道らしい。おお塔原!牛滝と負けず劣らず、本当に良い所だ。少し行くと、そぶらの森のレストランの標識を発見。ここで右折。名残惜しい。
貝塚市に入る。いよいよそぶらだ。
このあたり、たくさんのチャリダーとすれ違う。景色もよく、坂の勾配も知れてる。少し登っては、気持ちよく下る。とても爽快な道。
秘境感が漂う。心が踊る。
到着。まずは山の神キャンプ場。このあと、そぶらフォレストガーデン南、渓流園地とキャンプ場が続く。
意外というと失礼だがキャンパーが大勢いた。有名なオートキャンプ場とは雰囲気が違う。狭いスペースで必要十分な装備。ガチ勢だ…羨ましい。このまま帰るのが悔しいから写真なんか撮らないぞ!次回は、必ず泊まりに来るぞ!と吠え面かいて帰路につくのであった。
そぶらの森のレストランだけ撮りました。
〈まとめ〉
10時出発、15時半帰宅。帰りにスーパーで晩御飯(キーマカレー)の食材を買う。走行距離72km(一日の走行距離では最長かも)。パンクを直したタイヤは快調。膝痛無し。ただ膝をかばいすぎたからか右ふくらはぎに鈍痛。