tatsumitatsu

ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

堺をぐるっと~土塔、神社、川、古墳

2021年7月22日

本日は行基が作った土塔を見に出発。快晴。日差しは恐ろしく強いが湿度は低い。自転車なら心地よい涼風を感じながらライドできる。

f:id:tatsumitatsu:20210722132814j:imageすぐに着いた。

 

f:id:tatsumitatsu:20210722132935j:imageピラミッドのようだ。堺市の公式サイトによると、日本で唯一の土でできた仏塔なのだそう。行基さん、クリエイティブだなあ。

f:id:tatsumitatsu:20210722133127j:imageカッコいい。絵になる。

f:id:tatsumitatsu:20210722133222j:image一部、瓦で覆われている。昔は全面瓦葺きだったそうだ。

これで本日のミッション終了(笑) あとはぶらっとポタリングだ。この辺(堺市中区)は程よく田舎で、道はきれい、信号少ない、車も少ない。何となく道なりに南へ向かう。

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南区にある多治速比売神社に着く。たじはやひめ…聞いたことあるような、ないような。調べると日本武尊の奥さんだそうな。羽曳野には日本武尊の白鳥陵があったし、日本神話と縁が深い土地だ。そもそも一介の女性の名前が神社の名前になってるところが、何というか個性的である。弁財天社はいっぱいあるが、これは別格として。

まったく道がわからない。影の伸びる方向から、ざっくり方角の検討をつけて走る。川にぶつかる。おあつらえに、家に帰る方向に流れている。これに沿って進もう。

f:id:tatsumitatsu:20210722135604j:imageなかなかワイルドだ。和田川というらしいが、程なくお馴染みの石津川となる。

f:id:tatsumitatsu:20210722140208j:image石津川は、昔ランニングを趣味にしていた時にたまに走ったが、とにかく亀が多い。完全に生態系が狂っていると思われるが、私は親しみをこめて亀川と勝手に呼んでいる。今日も川面を眺めると、ちらほら日向ぼっこをしている。よしよし。

川沿いの道は例にもれず、車も少なく走りやすい。府道30号線に出たら真っ直ぐ北上して帰ろうと思っていたが、愛すべき大仙公園が表れたので中に入る。

f:id:tatsumitatsu:20210722140823j:image名前も知らないが履中天皇陵の陪塚か。土塔とよく似た、整備された人工の美しさがある。

f:id:tatsumitatsu:20210722142056j:image大仙公園を抜ければ、仁徳天皇陵。拝所だけではなく、この鬱蒼とした裏の顔が好き。

f:id:tatsumitatsu:20210722142033j:imageすぐ近くに八丈神社という謎の社が。ブロック塀に囲まれた味気なさが、かえってこの神社の唯一無二性を際立たせている。

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奥にはあまり見覚えのない神様の名前が刻まれた石がところ狭しと並べられている。いろいろなサイトでこの神社のことが言及されているが、さっぱりわからないという、この由緒怪しい存在感がこの神社の良いところである。ランニング趣味時代、何十回となく前を通ってきたので、この神社は私にとっては身内である。バカにする人は許さない!(笑)

f:id:tatsumitatsu:20210722143938j:image最後に仁徳天皇陵の陪塚の永山古墳に寄る。八丈神社同様、私の身内的古墳だ。

小さな古墳だが、堀の植生が場所によって全く違う、変わった古墳である。

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f:id:tatsumitatsu:20210722144521j:image上から、蓮、謎の水生植物、菖蒲?、ススキ、ガマ。堀を一周すると、これらの群生がそれぞれの縄張りを守って生えているのである。これはちょっと珍しいと思う。お気に入りの古墳である。

そして帰宅。本日のルートをトレースすると上図のように。堺市の真ん中をぐるっと回った形になった。約30km。後半、写真ばかり撮ると、ライドが楽しめなくなる。ジレンマである。