tatsumitatsu

ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

雨あがる ~松原市内ちょいポタ

2021年8月15日

お盆の5連休、恨めしい雨続き。最後の休日にようやく上がった。

弾丸のように飛び出す。

壊れたフロントディレイラーをミドルで固定しての初ライド。2箇所目のパンク補修をしたタイヤチューブの状態も確認したかった。

目的地は…松原市大阪府)にある中古パーツショップにする。片道10km弱。替えのFDが見つかったらラッキーだ。

 

普通なら大和川沿いの道を遡上するのだが、雨上がりは水溜まりが多い(過去ひどい目に合った)ので、同川と平行して流れる西除川沿いの一般道を走る。地元民だけが知っている車の抜け道で、割りと信号が少ない。

f:id:tatsumitatsu:20210815212927j:image西除川。はるばる狭山池方面から、まさに住宅街をぬって流れてくる。この川沿いをポタリングするのも面白いかも。

 

いつ雨が降りだすかもしれないのに、また雰囲気のある神社を見つけてしまった…立ち寄る。

f:id:tatsumitatsu:20210815213825j:image屯倉神社というらしい。みやけじんじゃ…うん、読めん。

f:id:tatsumitatsu:20210815214146j:image祭神は菅原道真公。この神社は、ルーツは穂日の社といったらしい。穂日といえば、天穂日命(あめのほひのみこと)のことだ。この神様は土師氏の祖神であり、土師氏は菅原氏に分家していくので、菅原道真公につながるのは納得なのだが、日本神話が好きな私としては、ぜひ名前を変えないでほしかった。というのは、天穂日命も面白いダメ神様(失礼。そんなことはありません)なのだが、これを崇める土師氏の祖、野見宿禰(のみのすくね)の存在だ。

この人、天穂日命の末裔であり、古事記日本書紀か忘れたが、記録上初めて相撲をとった人間だ。それでもって相手を蹴り殺して、その領土(奈良県の當麻)をぶんどったと。とんでもない乱暴者かと思いきや、一方で、それまで古墳に人柱を捧げていたのを悪習として、埴輪を代わりに埋めることを考案した人でもある。世界遺産になったこの地の古墳・埴輪文化はこの人のお陰なのだ!と勝手に解釈している。

脱線した。今は、菅原道真公が御祭神。子どもがスイッチばかりせず勉強してくれるように祈っておこう。

f:id:tatsumitatsu:20210815224947j:image境内には、式内社である酒屋神社がある。格式ある社まで吸収してしまう…これも菅原道真公の威光(なのかは知らん)。

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境内を出てすぐ隣に、修験の開祖 役行者を祀る行者堂も。

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f:id:tatsumitatsu:20210815230114j:image役行者といえば、前鬼、後鬼。ちなみに夫婦である。

 

こんなに寄り道して雨が降ってきたら、ほんまにアホだ。

ようやく中古パーツショップに到着。求めるものは、3×9速対応FDだが、そもそも20年近く前の骨董品を探している訳で、やはり在庫はないとのこと。しかし貴重な意見はいただけた。3×10速でも調整次第でたぶんいけるから、ストライクゾーンを広げて探せとか(笑) 「フロントダブルにしてみては。力になりますよ」とも言われ、光明というか、今後いろいろ改造する楽しみが出てきた。店員さん、ありがとうございます。

店を出て、あとは帰るだけ。途中、大和川を確認。まあ増水していたが余裕はありそうでなにより。

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雨も降らず、無事に帰宅。フロントミドルだけでも走行は問題なし。パンクもしっかり補修できてるようであった。さて、ネットオークションやフリマで、FDの掘り出し物を探すとしよう。