tatsumitatsu

ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

ロードバイク幼年期の終わり!?


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〈心境の変化〉

中古ロードバイクを買って約10カ月。当初はこの買ったままの状態で何年も乗り続けていくのだろうと思っていた。

激坂に苦しめられても、キャンプ道具満載で標高850mの山を押して登っても、まあいいか、と不足を感じることもなくやり過ごしていたのだが…。

今は新しい(中古の)スプロケットをゲットしようと、食い入るようにスマホとにらめっこしている。読書する暇もない。

この心境の変化やいかに?

 

〈変化のきっかけ〉

きっかけはフロントディレイラーが壊れたこと。替えを探さないといけない。すると、FDには最大トップギアとか最大キャパシティーなる制限があることを知る。自分のチェーンリングの歯数に初めて関心を持つ。指差し数えると 30-42-52T。で、壊れたFDの最大トップギアは50T。なんだすでにオーバーしてるじゃないか。多少融通がきくことを知る(笑)

そして先日、替えのFDを購入。最大トップギアは性懲りもなく50T。ヤフオクで安かったのだ(笑)

しかしFDを交換するには、チェーンを切る必要があることを知る。チェーンカッター、アンプルピンなるものを知る。そしてこれらを購入。すべては揃った。来週あたりFD交換に挑戦しようと思う。

 

〈これで終わらなかった〉

これまでチンプンカンプンだった前後ギアの歯数の関係。スプロケが9速で、かつ歯数が12-25Tであることがどのような性能を有するものか…前述した激坂体験と合わさって理解されてくる。クロスレシオ、ワイドレシオ、ギア比、乙女ギア(笑)などの知識を吸収する。軽いギアにすれば恐ろしい激坂が楽になるのか、と夢想してニンマリする。

無垢な幼年期の終わりだ。そして腹黒くなった今の私がいる。目の前には底無し沼が口を開けて待ち受けている。

 

〈知ることの悲しみ〉

スプロケを交換しようと思うと、自分のリアディレイラーの最大ギア、トータルキャパシティを把握する必要がでてくる。がく然とする。今のスペックでは、ローギアは27Tまでらしい…。

それならフロントのチェーンリングも見直せばどうだ?クランクセットという概念を知る。BBを知る。オクタリンク、なんだこれは!?

これまでもブログで書いてきたが、私のロードバイクのメインコンポは105の5500系だ。つまるところ20年前のシステム構成なのだが、それがどういうことなのか、全貌が見えてきた。リアのワイド化、さらに欲張ればワイドとクロスの両立化、そのためにはコンポ全交換が必要なのね。どうりで安かったわけだ。

 

〈足るを知る〉

知れば欲が出る。現状に不満が残る。しかし、ギリギリのところで踏みとどまれる。何の知識もなく購入したロードバイクであるが、私はこいつが好きなのだ。

取り急ぎFDの換装は必須だ。あと、27Tのスプロケは継続して探そうと思う。これでフロントトリプルの真骨頂、インナー30Tとの組み合わせを試してみたいのだ。

フロントダブルへの移行も頭によぎったこともあったが、いろいろな知識を仕入れて総合的に判断すると、トリプルで良かった。これまでは、こいつの個性だ、などと感覚的に受容していたが、機能的な意味でも私に必要なものだとわかった。もう離さない(笑)

これから先、またいつ浮気性が出てくるかもしれないけれど、幼年期が終わったということで、まあご理解のほどを。