tatsumitatsu

ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

初めての100kmライド ~飛鳥ポタリング

2021年9月19日

〈遥かなる飛鳥へ〉

先週、雨に負けて失敗した100kmライド。今回は、飛鳥を目的地にして再挑戦した。

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飛鳥! 私にとって羨望の地。あの里山。日本の原風景。遥かなる土地。走れるだろうか。

ナビでは自宅から40~50km。いつも走ってる距離だが、問題は日帰りできるかということ。往復でちょうど100kmだ。

 

行きは起伏の少ない大阪教育大前の道、国道165号線を東進して奈良に入る。

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はい、入った。余裕だ。車の交通量は半端ないので注意。

大和高田市まで適当に走り、昨日知ったばかり(笑)の飛鳥葛城自転車道に入る。葛城川沿いを南下するのだが初見は辛い。けっこう道を見失う。

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大和高田バイパスで東に折れないといけないのに、行き過ぎた。引き返す。で、大和高田バイパス沿いの自転車道はさらにややこしい。もうルートを追うのも面倒なので適当に東進。


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橿原市に入り、畝傍山が見えて興奮する。もう道なんてどうでもいい!

藤原京跡の横を通るとさらに興奮。飛鳥に着いてないのに、彼岸花の赤に誘われてウロウロしだす。

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憧れていた田園風景に天香久山! 見境なくなって、東に行きすぎて桜井市に至る(アホ)。体力はかなり消耗。しまったなと思う。そこから南下して飛鳥へ。


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飛鳥着! 藤原鎌足誕生の地だと。大原神社というらしい。

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飛鳥坐神社で「あすかにいます!」なんちって。もう説明も面倒なので写真だけ貼る。


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最後に神楽殿

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窓から覗く風景がとても美しい。でもここで、天狗とおかめのエッチな奇祭、おんだ祭が行われるんだな、と思うとちょっと可笑しい。


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飛鳥寺


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蘇我入鹿首塚。この辺は飛鳥宮跡などもあり、大化の改新のロマンが渦巻いている。

 

自転車の乗降を繰り返すと体力を消耗する。明日香村役場から橘寺、亀石、高松塚古墳と流し近鉄飛鳥駅前へ。時間は13時。腹が減った。でも弁当屋が見当たらない。仕方なく帰路につく。

また畝傍山の麓。ヘトヘトで橿原神宮の前を通ってもスルー。

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なんかスゴい陵墓を発見。もしかして神武天皇陵?と思ったが、第四代 懿徳天皇陵でした。小休止。朝食のパンの残りかけらを食す。足りない。

途中スーパーで弁当を買い、飛鳥葛城自転車道をグイグイ戻る。

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ベンチが合ったので腹ごしらえ。さて、大阪帰還まで最後のひと踏ん張りだ。

f:id:tatsumitatsu:20210920134713j:image穴虫峠を攻略。というほどの勾配ではない。これまで経験してきた峠と比べると、一番楽ではないか。しかしここまで80kmくらい走って、もぬけの殻になりかけている。つまりしんどい(笑)

 

そして16時過ぎ帰宅。総走行距離105km。初めて100kmオーバー! とても嬉しい。

振り替えると、5時間以上自転車に乗っていたことになる。それ以外の時間が3時間。つまり計8時間、家族をほったらかしで遊んでいたと(笑)

 

〈これまでの峠越えを振り替える〉

大阪から奈良へ至るルートもかなり開拓した。

北から、葡萄坂、亀の瀬、大阪教育大前(国道165号)、穴虫峠、竹内峠、水越峠(水越トンネル)。

さらに南の方では、風吹峠、山中渓(雄ノ山峠)も越えたことがあるが、これは和歌山との府県境だ。

その時のコンディションにもよるが、一番辛いのは葡萄坂だろう。というか、葡萄坂はヒルクライムを楽しむための道で、府県境を越えるためのルートではない。コンセプトが違う。楽に越えようと思うと、亀の瀬、大阪教育大前、それと穴虫峠。すべて大和川近くだ。

その他の峠はまあ大差なく長い坂が続き、それなりにしんどい。が、どこも一度登れば程度がわかる。奈良のどの辺に行きたいかで使い分けることができる。

無視できないのは、峠に至るまでの大阪側の道のり。私は堺でも海側に近いので、府県境に差し掛かるまでに20kmくらいかかる。これを考えると、奈良はつくづく遠い地だと思う。

一方で、この考えを根底からくつがえせるのが、自転車キャンプという手段だ。これだと復路を考えなくて良い。片道だけで100kmと考えると、天川村でさえ80kmだ(高低差を考えなければだが)。どこまでも行けそうな夢が膨らむ。

とはいえ、一夜明けてブログを打っている今、かなりの筋肉痛。週末ライダーには100kmオーバーはちと酷な距離だ。いや、弱音は吐くまい。生きているうちに、好きなことをするのだ。