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ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

東大阪ライド ~枚岡神社、市杵嶋姫神社

2021年9月25日

とある目的があって、本日は東大阪市の山手を目指しライド(本当は四條畷市の清滝峠まで行きたかったのだが、出発が遅れたため断念)。

 

枚岡神社と遭遇〉

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存在を知らなかったのだが、とてつもなく由緒のある神社だ。

 

主祭神は、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、武甕槌命(たけみかづちのみこと)など。とくに後者の二神は軍神として有名で、だからか知らないが境内に剣をモチーフにした柱があるのが印象的であった。

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2本の剣がそそり立つ。そして、その奥にある注連縄(しめなわ)、これが面白い。

同神社の注連縄掛神事(しめかけしんじ:注連縄を新しく掛け替える行事)は、別名「お笑い神事」と呼ばれ、宮司を筆頭に参加者全員がワッハッハーと笑い続けるのが習わしだと。動画で見たが確かに楽しそう(笑)で、一種の奇祭といえそうだ。

さらに調べると、注連縄および、笑いの起源は天照大神の岩戸隠れにあるのだと。天照大神が岩戸から出てきたのは、天児屋根命(同神社の主祭神!)が祝詞をあげ神々の笑い声に誘われたから。そして天照大神が出てきたところでサッと岩戸に注連縄を張り、戻らせないようにしたと。

お笑い神事はこれを再現したお祭りなのだ。…奇祭じゃないね。失礼しました。

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拝殿。注連縄を潜った先にある。

 

参考:枚岡神社お笑い神事

 

大きな神社だったので時間を食ってしまった。そろそろ引き上げないといけない。しかし、まっすぐ帰るのは面白くない。

この辺りは生駒山信貴山の麓にあたり、家も畑も神社仏閣もすべて斜面の上に建っている。これが珍しくて、下界に降りるのが惜しく、でたらめに激坂を登っては下りを繰り返して、つまり体力を削りながらブラブラしていた(笑) すると目の前に女神様が!

 

〈市杵嶋姫神 降臨?〉

枚岡神社より少し南。えらい激坂が続き、もう引き返そうかと思った矢先、小さな神社に巡り逢う。

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市杵嶋姫神社(いちきしまひめじんじゃ)というらしい。辺ぴな所にあるゆえ、手入れは行き届いていない。が、姫神様の神社というだけで十分だ。これが素戔嗚尊とかだったら、またか~となっていただろう(罰当たり)。

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とても癒された。姿は見えないが、市杵嶋姫神が降臨なされたのだ(アホ) 満ち足りた気分で境内を出ると、さらに大パノラマが。

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激坂を登っていた時は気づかなかった。有名な展望スポットに負けない絶景だ。ありがとう姫神様。

 

おまけ。

帰路、見つけた小楠公(しょうなんこう)終焉所の碑。霊光院という寺院にある。
楠公とは南朝の将、楠木正行(まさつら)のこと。ここが終焉の地なのか真偽は不明だが、地元の歴史的事件に心を向ける方々がいらっしゃる証左だ。

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平地に降りる。帰路は、東高野街道を南下する。これは、とても走り易い道だ。メモしておこう。

 

本日の走行距離約55km。冒頭に、とある目的があって、と記したが、そろそろキャンプに行こうかと目論んでいる。重たい荷物を持って安全に走行できる道はないかと。それが本日のミッション。

目的は達成されたか? うーん…ポタリングが楽しくてすっかり忘れてました、とさ。