2021年12月31日〜2022年1月1日
年末年始の旅行は初めてだったので、イレギュラーなことも多々あった。書き留めておく。
〈いざ秋吉台へ。途中冬用タイヤ規制が入る〉
大阪府の自宅から山口県の秋吉台へは約500km、車で6時間の道のりだ。
午前4時45分に出発。山陽道を車で西進する。道はとても空いている。しかし、広島県の西条インターから大野インターの区間で冬用タイヤ装着規制が入った。
山陽道でこんな規制が入るとは思わなかった。マイカーは普通のタイヤだ。実はタイヤチェーンを持っているのだが、路面はほとんど積雪がない。高速道路で自分の車だけがトロトロ低速で走るのも非常識であろう。しぶしぶ下道に降りる。
広島市内を地道で走り、廿日市市の大野インターから再び高速に乗る。11時30頃秋吉台に到着。1時間くらいロスしたと思われる。
〈秋芳洞の駐車場、入口について〉
駐車場は公営、民営含めいろいろある。無料駐車場は立地が不便なのでスルー。カルスト観光堂というお土産屋の駐車場が100円と格安だ。年末でお店は閉まっていたが、お金を入れる箱があるので、そこに100円を投入して駐車する(Googleマップでも「カルスト観光堂」で検索すればヒットします)。
同駐車場から秋芳洞の正面入口までは徒歩5〜10分くらい。途中、商店街がある。年末でも営業しているお店が結構あって、それなりに楽しめる。
商店街にある寿円禅師と河童のオブジェ。
綺麗な鐘乳石。100円だったので衝動買い。
商店街を抜けた先に、秋芳洞案内所(正面入口)がある。秋芳洞は入口が3箇所あるが、この正面入口から入るのが絶対に良い。鍾乳洞のちょうど反対側にある黒谷入口は避けた方が無難だ(後述)。
〈秋芳洞の料金〉
入洞料は大人1,300円、中学生1,050円、小学生700円。あらかじめJTBレジャーチケットで購入すれば、それぞれ100円引きになる。
上記サイトから「秋芳洞」で検索して、「スマホ電子チケット」を購入(クレジットカード払い)すれば、QRコードがすぐに発行される。これを秋芳洞の入口で提示すればOKだ。とても簡単なので、入口前でスマホを操作して購入しても問題ない(ちょっとカッコ悪いが)。
〈秋芳洞観光〉
洞内は想像以上に広い。足場も悪くない。良くも悪くも、観光名所として完璧に整備されている。
百枚皿
広い洞内
黄金柱
洞内の観光コースは約1km。正面入口から入ると、少しずつ登っていく感じで、ゴールは黒谷入口となる。
問題は帰りだ。ここからUターンして、洞内を逆に歩いてもいいし、地上から普通の道路を歩いて戻ってもいい。我が家は後者を選び、地上を歩いたが、かなり急な下り坂であった。いや、下りなら問題ない。もし黒谷入口から入洞していたら、帰りはこの坂を登らないといけない訳で、かなりの苦痛となったであろう。秋芳洞は正面入口から入るのを強くお勧めする。
〈車で秋吉台展望台へ〉
秋芳洞観光のあとは、車で秋吉台展望台へ。駐車場は無料。展望台からは雄大なカルスト台地を見渡せる。また散策ルートが整備されているので歩くこともできる。
寒風吹きすさぶ中であったが、大変楽しかった。
なお展望台の近くに、秋芳洞の3つ目の入口(エレベーター入口)がある。チケットがあれば、ここから洞内に再入洞できる。
〈元旦は元乃隅神社で初詣〉
宇部市の格安ビジネスホテルで一泊(5人、朝食付きで17,500円)し、明けて元旦。
山口県を縦断し日本海側へ。長門市の元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)へ初詣に行く。
123基の鳥居が連なるインスタ映え神社だ。
同神社は、昭和30年に地元の網元であった個人によって建立されたらしい。あくまで個人の所有物であって宗教法人ではないので、一般的な神社とは似て非なるものである。
しかし、それ故に面白い。ふざけてるのか?と思えるような意匠があちこちにあるが、ある意味テーマパークだと思えば微笑ましくて良い。
大鳥居の上部に賽銭箱が設置されている。日本一入れにくい賽銭箱らしい(笑) 参拝者は、投げては拾い、また投げて…と楽しそう。私は二投目で入れることができた。3人の子どもたちも何とか成功。上さんは…駄目でした(涙)
神社に隣接して、龍宮の潮吹という史跡があって、これが大変良い。
岸壁に打ち寄せる波が、特殊な地形のために吹き上げられて霧のように舞い散る。
近くまで行くとびしょ濡れになるが楽しい。一見の価値あり。
なお神社の駐車場は有料で1時間300円。以降1時間毎に100円かかるが最大料金は500円なので長居しても大したことはない。
元乃隅神社から西へ1時間弱で、角島(下関市)に着く。この島にかかる角島大橋がインスタ映えスポットとして有名だ。
橋は無料で渡ることができる。
島北端にある牧崎風の公園。絶景の中を散策できる。駐車場は無料。
牛もいる。結構楽しい。
〈旅の終わり、関門海峡へ〉
角島から1時間ほど南下し、関門海峡へ。
唐戸市場でふぐ料理でも、と楽しみにしていたのだが、飲食店は午後3時までらしく間に合わなかった(元旦なのでそもそも開いていたのかも不明)。
市場外のお店も元旦で開いておらず、この地では食事にありつくことはできなかった(泣) 源平合戦や巌流島、幕末の歴史の舞台なだけに、いろいろ巡る計画を立てていたが、一気に心が萎えた。適当に記念撮影して、帰ることに。
関門橋をバックに。
帰路、腹いせ?に、中国自動車道の美東サービスエリアでふぐの唐揚げ定食を食す(850円。大変美味しゅうございましたが、心がすさんでいたので写真を撮る余裕なし)。帰路はまた500km強の道のりだ。高速をすっ飛ばし、帰宅したのは0時ジャスト。下関観光を早々に切り上げたので、予定より早く到着した。皮肉なものである。
〈年末年始の旅行の注意点〉
年末年始の家族旅行。エリアによるだろうが、山口県観光については、行きも帰りも道路の混雑は無く、(冬用タイヤ規制というイレギュラーがあったが)快適であった。
ただ飲食店がほとんど開いていない。これは、年末年始の旅行、特に地方旅行するのであれば要注意ポイントである。我が家の場合は、観光名所が開いてるかだけを確認して、飲食スポットについては疎かになった。どうにかなるだろうと高をくくっていた。
日が沈み気がつけば、繁華街は暗黒と化し、飢えた家族ご一行が残される…本当に笑えない状況。皆様もお気をつけください。