2021年7月11日
本日は晴天なり。とくにどこに行くあてもない。いつかのキャンプ候補地、八尾市にあるアクトランドYAOに下見をかねて行ってみるか。ということで、もはやホームコースと言っていいくらいの、大和川沿いの道を遡上する。
途中、八尾空港に立ち寄る。とくに見るものはない。飛行機も見えない。敷地内は通り抜けできないようなので引き返す。
すぐ近くに変な公園がある。川かと思って覗いたら公園なのである。空港北濠緑地というらしい。
川の底に整備された公園がある!
やがて公園が終わり本当の川になるのだが、この川に沿って自動車進入禁止の走りやすい道が続く。ラッキー。ナビそっちのけでどんどん進む。
そして道に迷う(いつものことだが)。暑い。小休止。木陰を提供してくれた、偶然見つけた神社に感謝。
天王寺屋 稲荷神社というらしい。国道25線沿い。
依然道がよくわからない。国道170号線に出て、近鉄恩智駅を抜けて…ゴール(アクトランドYAO)に近づいている感はあるも、まあのんびりブラブラ。この辺、なんか雰囲気がよいのです。
突然、恩智石器時代遺跡という碑が。で、なぜか神社が建っている。雰囲気がよいので細かいことは気にしない(たぶんこの後の大ボスとの出合いの前触れ)。
道なりに山を登る。もはやお約束(笑)だが、ゴール目前で道を間違う。そして出合う。これは大ボス級だ。
恩智神社。天に届けとばかりの、長い階段に度肝を抜かれる。
普通なら、登ろうか、しんどいか、などと逡巡するのだが、この階段はそうした迷いを吹っ切らせる何かが感じらる。もはや目的地がどことか、そんなことはどうでもよく、吸い込まれるように登る。
あとで写真を確認すると、この階段は下からでも頂上らしきものが垣間見える。ひたすら真っ直ぐ上へ上へ、まるで天国への階段だ(神道ですが)。ゴールが見えると不安が消える。逆にそそり立つ階段が急であるほど挑戦したくなってくる。これを設計した古人はすごいと思う。
頂上は、まあしっかり運営されている神社だ。非常に格式があるようで、それにふさわしい管理がなされている。
縁結びの兎も可愛い(←神様です。失礼)。
戦没者の慰霊もなされており、また日露戦役凱旋記念碑というのもあって、地元の人々との強い結びつきを感じる。それが美しい建物の佇まいに表れているのだろう。
しかし、わびさびを好む私にはちょっと…階段は良かったんだけどね。これは好みの問題なので、取り繕っても仕方がない。門外漢のたわごとです。
階段を下りる。少し足がすくむ。壮観。
さて目的地まではもうすぐだ。
途中、いい感じのお寺が。安養寺というらしい。素通り。失礼。
ようやくアクトランドYAOに到着。アウトドアに興じるたくさんの人がいる。以前は、コロナでキャンプ不可だったが、受付で確認すると、今はもうできるらしい。子どもと調整して、いつか来よう。
だが、この暑さ…キャンプをする気を萎えさせる。やる気のボルテージを上げて勢いでやらないといけないか。
反対にロードバイクを走らせるだけなら、この暑さは今のところ大丈夫のようだ。日差しは肌をジリジリ焼くが、こぎ出せば風が起こる。熱い体に涼やかに感じられる。
熱波と涼風。これを楽しめる精神状態なら、ライドは快感だ。目的地に早く着こうと焦ったりして道中を楽しめなくなると、夏の暑さは地獄に変わろう。そんなことをふと思ったくらい、本日は晴天なり。暑うございました。
本日の走行距離約45km。