tatsumitatsu

ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

光滝寺キャンプ場でソロキャン

2021年10月30日

〈いざ光滝寺キャンプ場へ〉

本日の自転車ソロキャンプの目的地は、大阪府河内長野市の光滝寺キャンプ場。

今回は新しい装備、フロントフォークにキャリアを付けて、テントを装着した。

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これによってパッキングに余裕ができた。リュックに入っているのは食料だけ。リュックが軽くなると、心も軽くなる。ペダルをこぐ足も軽くなる♪

 

自宅から光滝寺キャンプ場までは30km強の道のり。河内長野市に入り、国道170号を経て府道218号に入ると、滝畑ダムまでは長い上り坂になる。が、普段走っている大阪、奈良間の各所の峠道と比べると余裕だ。

 

滝畑ダムで歴史ロマンに触れる〉

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滝畑ダムに到着。良い景色。ここまで来ればキャンプ場まではすぐだ。

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湖畔にある龍口明神。由来が書かれた碑を見ると、昔この辺りは湖があったと。住吉明神がこの水を河内に流すと言い、一方、穴師明神が泉に流すと言い、競い合った結果、住吉明神が勝ち、河内に流れることになったと。

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これはすごい話ではないか。滝畑ダムの水はすなわち石川であり、河内を縦断するように流れている。これが住吉明神のお陰だという。この碑に書かれている伝承は、そのまま石川の由来ではないか(確証はないが)。

また、穴師明神というのは、泉大津市にある泉穴師神社と関係があるのだろう。泉州を象徴する神様、穴師明神がもし勝っていたら…石川は泉大津の方へ流れ、今のようにため池をたくさん作る必要もなかっただろう。いや、負けてくれたから、久米田池や光明池といった、日本屈指のため池が泉州には存在するのだ。そういう風に思っておこう。 ※以上、推論なので悪しからず。

 

〈湖畔の悲劇〉

ダム湖畔の遊歩道を走っていると、後輪がふらつき出した。パンクだ。よりによってキャンプの日に。

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自転車を停める。すれ違う人々の視線がイタい。リアのパニアバッグを外し、自転車を逆さまにして後輪を外す。チューブを交換する。

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GIYOの携帯空気入れ GP-61S。
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空気圧がわかるのがいい。それほど力も要らない。スグレ物だ。

時間を食った。キャンプ場へ急ごう。ナビではあと10分ちょい。

話は翌日のことになるが、ここで忘れ物したことに帰宅後気づく。パナレーサーのタイヤレバー3本とも、このパンクの現場に置き忘れた(泣) このレバー、なぜ色がグレーなんだ! 道路と同化するじゃないか。。。

 

〈光滝寺キャンプ場に到着〉

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光滝寺キャンプ場は予約不要のフリーサイト。車だと混雑具合が気になるが、自転車のソロだと気がラクだ。

着いたのは14時。土曜日なので人はそれなりに多いが空きはある。さすがに10月末となるとシーズンオフか。過ごしやすい気候だが、川遊びするには寒すぎる。

料金表は以下の通り。

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ソロの自転車は一泊1,500円(タープ無し)。内訳はわからないが安いのでOK。

そして重要なのが、直火禁止だということ。いつからか知らないが、火事の危険性を考慮して禁止になったようだ。

私はこれを知らず焚火台を持ってこなかった。バーベキューコンロを300円でレンタルする。薪(小)も500円で購入。

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新聞紙が付いている。これはすごく嬉しい。受付のおばちゃんは客をさばくのに割とサッパリしている。が、こちらが愛想よく大きな声で話をすると、丁寧にいろいろと教えてくれる。「橋を渡った奥が開いてるかもしれへんよ」とか「焚火台ないの?バーベキューコンロ貸し出してるよ」とか。相手というのは自分を写す鏡だ。自分の振る舞いを正せば相手も良くしてくれるものである。

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脱線した。こじんまりと設営完了。自転車キャンプでは、鍛造ペグやハンマーはついぞ使わなくなった。このキャンプ場は砂利混じりの固い地面だが、ただの華奢なスチールペグを、その辺の石を使って叩き込む。昔はよくペグを曲げたが、今では慣れたものだ。要は強引に叩かないこと。力は要らない。石の自由落下の衝撃でペグが地面に素直に入るところを見極める。どうしても完全に刺さらないところは、ペグの頭にでかい石を置いておく。猛風でもない限りはこれで十分。

※なおタープを張るときは鍛造ペグを使う。風の影響をもろに受けるので。

 

夕食は、米一合と、あとはレトルトのミネストローネにウインナーをぶち込む。超手抜きだが、寒い夜には温まる。さらに焚き火が少し炭になったところで、アルミホイルで包んだサツマイモを投入。もちろん濡らしたキッチンペーパーをイモに巻いてある。某大学農学部の長男はたまに大量の野菜を持って帰ってくる。で、我が家には現在サツマイモが大量にあって、これを消費しないといけないのだ。約20分で完成。これも手抜きだが、ホクホクで美味しゅうございました。

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日没が早い。ビールや甘酒、ホットコーヒーなどチビチビやって、プロコフィエフを聴いてまったり。

燃え尽きた灰を捨て、クッカーを洗い、22時就寝。

なお、光滝寺キャンプ場は、飲料水、灰捨て場がある。トイレはすごく綺麗。さすが有名キャンプ場だ。

ファミリーが多く子どもが騒がしいのが少し残念だが、土曜日にキャンプすれば当然だろう。そもそもソロキャンしてるのは私だけで(たぶん)、周囲はだいたい何らかのグループだ。孤独を楽しみたいなら、平日に来ないと。

 

〈雨の中の撤収〉

翌朝6時起床。小雨が降っていた。カップラーメンで朝食を済ます。普段キャンプ道具は乾かして帰る派だが、雨なら逆に吹っ切れる。屋根のある駐車場をちょっと借用して、さっさと濡れたままの道具をしまう。乾きを待ってヤキモキするより、はっきりいって楽だ。

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撤収完了。

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Aliexpressで買った格安の防水リュックカバー。柄の趣味は突っ込まないで(笑)

さて帰ろう。もっとひどい雨中ライドをしたこともあったので大したことはない。

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滝畑ダムを眺める余裕があったりして。

 

しかしやっぱり雨が降っているとポタリングする気が失せる。まっすぐ自宅に向かう。帰宅直前、かろうじて堺市大仙公園に立ち寄る。

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晴れてきたし。くそぅ。

 

12時帰宅。天気が良くなって来たので、濡れた道具を干す。ソッコーで乾く。お日様の力ってスゴイね(笑)

 

今回の走行距離は往復で約70km。年内あと1回くらいはソロキャンしたいなと、さっそく次の機会を伺うのであった。