tatsumitatsu

ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

二色の浜デイキャンからの実家周辺ポタリング

2022年1月9日(日)

f:id:tatsumitatsu:20220110114131j:image

自転車キャンプといえば泊まりが前提で、意外にもデイキャンをしたことがなかった。日帰りなのにわざわざ荷物を積んでロードを走ることに抵抗があったのだ。

 

しかし、1日ぽっかり空いた休日。昨年末に暗峠を登り、何となく普通のライドは物足りない。何かイベントがほしい。

ということでデイキャンをしようと。目的地は大阪府貝塚市の二色の浜。

自宅の堺市からは約23km。旧国道26号府道204号)をひたすら南下。途中、岸和田市の本町エリアに寄り道。

f:id:tatsumitatsu:20220110134207j:image紀州街道をゆるポタ。

f:id:tatsumitatsu:20220110135115j:image岸和田城の隣にある岸城神社。だんじり発祥の地だ。ここが十日戎でえらい賑わっている。なんで岸城神社で?と思ったが、境内末社に岸和田戎神社があるようだ。

f:id:tatsumitatsu:20220110202137j:imageそして岸和田城天守閣は昭和の建築だが、やっぱりイイ。

f:id:tatsumitatsu:20220110202215j:image向かいの岸和田高校の門前。私の母校だ。30年前の話だが。

f:id:tatsumitatsu:20220110202631j:image二の丸広場。私が学生の頃は、ここに猿山とボロボロの定食屋があった。このお店のすき焼き丼(焼肉丼だったか?記憶がおぼろ)がめっぽう美味かった。今は跡形もない。月日は百代の過客にして…だ。甘辛いあの味が脳内でよみがえる。

 

朝早くに出発したおかげで、思い出に浸ってもまだまだ時間はある。

f:id:tatsumitatsu:20220110203839j:image11時過ぎに二色の浜に到着。夏は海水浴客で賑わう。1月はさすがに人は少ない。

f:id:tatsumitatsu:20220110204257j:image砂浜に降りてみる。砂にタイヤをとられて進まない。当たり前のことであるが、何事も経験。

 

雑草が生えている(枯れきっているので、つまるところ荒れ地だ)あたりで昼飯にする。

f:id:tatsumitatsu:20220110205110j:image設営開始、といっても小型のイス、テーブルだけ。バーナーで湯を沸かし、UFOを作ってすする。

f:id:tatsumitatsu:20220110210225j:imageデザートは家からくすねてきたミカン。

f:id:tatsumitatsu:20220110210310j:imageいじけてるみたいだが、デイキャンを堪能している。楽しい。

気がつけば軽く1時間は過ぎて、まったりしているとさらに時間が過ぎていく。本格的にデイキャンをする人はタープを張ったり、焚き火をしたりするのだろう。忙しそうだ…と考える私はまだまだデイキャン道を極められていないのだろう。精進せねば(笑)

f:id:tatsumitatsu:20220110223020j:image

※なお、公園内に立て掛けてある看板で火器禁止エリアを注意深く確認し、大丈夫であろう所でやっている。もしここも火器禁止なら、看板を正しく修整してください、と管理者様には忠告しておきます。

 

ここで何というタイミングか。岸和田の実家から連絡が入る。ちょっと家に来い、と。

私が二色の浜にいることは知る由もないから、まったくの偶然だ。

自転車だと12kmくらい。うう面倒くさい…と思ったが、それならいっそ道中を楽しんでやろう。

実家までの楽なルートを考えると、かつて私が岸和田高校生だった時、自転車通学していたルートがベストになる。幹線道路を避けて、車が少ない抜け道をスイスイ走る。おお快適だ。そして懐かしい。

 

久米田古墳群に立ち寄る。

f:id:tatsumitatsu:20220110224112j:image風吹山古墳

f:id:tatsumitatsu:20220110224125j:image貝吹山古墳

f:id:tatsumitatsu:20220110224139j:image光明塚古墳


高校時代、毎日これらの古墳の横を走っていたのに歯牙にもかけなかった。四半世紀以上の年月が経って、日本神話に関心を持つようになり、そして新鮮な感動をもって、今これらの古墳と対峙している。年はとるものである。

f:id:tatsumitatsu:20220110231412j:imageそして久米田寺の境内に侵入する細い路地。知らないお寺だと尻込みするが、通学で通っていたもんだから恐るるに足らずである。グイグイ行く。

路地を抜けると久米田寺。荘厳な伽藍がひしめくように建っている。

f:id:tatsumitatsu:20220110231751j:image金堂

f:id:tatsumitatsu:20220110232033j:image多宝塔

久米田寺の創建は天平年間、僧行基による。以降、ウィキペディアを見ると、鎌倉、南北朝、戦国と時代の騒乱に巻き込まれまくりで、まさに歴戦のツワモノめいた経歴…はい、知ったかぶりです。今知りました。

f:id:tatsumitatsu:20220110233622j:imageそして久米田池。日本屈指のため池にして、わが心の故郷。良い。

 

何しに来たんだ? そうだ実家に寄るのだ。久米田池からは5分で着く。

さて、親の用件は何かというと、お墓の管理にまつわる話であった。私が長男であるにも関わらず、離れて住んでいるものだから、この先どうしたものかと。ほんとどうしましょう(笑)

いや、自転車(ロードバイク)で来れる距離だからね。雑草がぼうぼうで世間体が悪いなんてことにはならないように、嫁とともに守っていきますよ、たぶん。

ぜんざいを馳走になりながら、そんな調子で話したものだから、こいつ大丈夫かなと思われたことは間違いないのである。