tatsumitatsu

ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

神田明神と湯島聖堂

2024年2月18日(日)

神田明神に行ってきた。自宅から約5km、自転車で20分弱の距離だ。

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世間では有名でも、自分が行ったことのない所はてんで無知である。この神社は…

人のにぎわいがスゴい。商魂むき出し、俗気満載。何もかもがド派手で、何かのテーマパークか、ここは(笑)

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本来は人気のないわびさびた神社が好きなのだが、最近は生活に潤いがなく淡白に過ごしていたので、たまにはこういうのも良いかも。

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大阪、奈良、伊勢の某神社のような神秘的な所は微塵も無い。いかにも江戸っ子でーい!って感じ。
と、思ったら…

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境内にある土産物屋の名前がEDOCCO(笑)

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ここの名物が、ジンジャエール。くだらねー、イイねー。

ちなみに売り切れてた。

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でかい大黒さん。なので、オオナムチノミコトが祭神。オオクニヌシのことやな。

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銭形平次の碑もある。架空の人物やないか(笑)

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おみくじの自動販売機。獅子舞が踊り狂ってる。ロボットのアームが見えとるがな(笑)

 

いや、楽しかった。

ちなみに帰宅後、体調を崩す。福をもらわず風邪をもらってしまった。

 

(時間をさかのぼって…)

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実は神田明神に寄る前に、近くの湯島聖堂も立ち寄った。ここに昌平坂学問所があったと。

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孔子像。先の大黒さんと比べると、何ともシブい。

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面白いのは、「宥座の器(ゆうざのき)」という代物。座右に置いて、己を戒めるための装置らしい。「虚なれば傾き、中なればすなわち正しく、満つれば覆る」という器がぶら下がっている。柄杓で水を入れると、確かに水が半分くらい入った状態で安定する。それ以上入れると器がひっくり返って水が全てこぼれてしまう。

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これ以上入れるとひっくり返る。ひっくり返って、心がスカッとするのはなぜだろう(笑)

 

こちらは、神田明神とは違って人も少なく、わびさびとしている。ここに江戸時代の一級の学者たちがうろうろしていたんだな、などとしみじみ。

幕藩体制を支えた朱子学の殿堂。蘭学の敵。ということで、少し前までは軽蔑の眼差しを向けていた自分だが、最近は、蘭学すなわち西洋科学が今の日本を幸せにしているのかと考えると、とんでもないものを輸入してくれたなあ、と恨みに思ってしまったりする。

 

以上、思索にふけるなら湯島聖堂。頭空っぽにして楽しむなら神田明神である。