tatsumitatsu

ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

白川渡オートキャンプ場でファミキャン

2021年11月13日

家族で、奈良県川上村の白川渡オートキャンプ場でキャンプを行った。

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私が自転車でソロキャンばかりしているからだが、“オート”キャンプ場を利用するのなんて何年ぶりのことだか。しかもAC電源付きの高規格だ。ほんのりVIPな気分になって訪れた。

 

●白川渡オートキャンプ場概要

・チェックイン 14:00
・チェックアウト 翌11:00

 

・サイト料 1泊3,500円
・施設管理料 1人300円(4歳以下無料)

・AC電源利用料 1,000円

・薪 600円

 

以上がかかった料金。5人家族なので施設管理料が1,500円となり、総合計6,600円となった。1人あたり約1,300円だ。

常々ソロキャンは安いなあと思っていたが、何のことはない。1人だから安いのであって、決して割安ではない。ソロだって1,500円くらいかかる。そう考えると、5人で泊まって6,600円というのも妥当なところだ。


さて、利用していないので裏は取れてないが、いいなと思ったのが

・コインシャワー 5分200円
・コイン給湯器 15分100円

特に給湯器は寒い冬だとありがたい。もっと冷え込んでいたら検討していただろう。


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初日は、13時過ぎに到着。チェックインは14時からなので、ちょうど良い感じだ。

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入口にある管理棟で受付。ひと家族ずつ、割当の区画まで案内してくれる。つまり予約時は区画まで決められない。当日、キャンプ場側の裁量で決められる感じだ。

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15年くらい前に流行ったコールマンのテントとスクリーンタープを設営。お洒落なとんがりテントがひしめく中、無骨で重厚長大な存在感。浦島太郎のような気分。

で、あまり声高に言えないが、この区画というものが結構アバウト。本来の一区画は結構狭い。それを意識してか、キャンプ場側もわざと空き区画を作って割り当てているような気がした。つまり横の区画は誰もいないのだ。常識をわきまえて、隣のキャンパーに干渉しないよう配慮すれば、区画をはみ出して使っても良さそうである。これはシーズンオフで客が少ないからだからかもしれないので、あくまで一個人の感想ということで。

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食器洗い場。コイン給湯器もここに設置されている。ゴミは分別袋を最初にもらえるので、指示された通りに分別すれば、ここで捨てられる。灰捨て場ももちろんある。

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AC電源。受付時「600Wまで」と念を押される。故障させると大迷惑なので守りましょう。また、我が家の場合、最初に通電確認すると電気が流れていなかったので、管理棟に依頼して復旧してもらった。この通電確認は、夜になると復旧作業も難儀すると思われる。着いたらすぐに通電確認することをお勧めする。

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広々とした空間。周囲の山が美しい。小川も設置されている。夏場は楽しかろう。

 


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初物ギア紹介。グリーンライフ(GREEN LIFE) 火おこし兼用火消しつぼ HOT-150。amazonで1,849円。オガ備長炭を再利用するために、火消し壺が必要になり購入。赤々と燃える炭を満杯に入れて蓋をし、空気を遮断。問題なく消火できた。もちろん火おこし器としても問題なく利用できる。


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ホットサンドメーカー。何年も前に購入していたのに…今回やっと初使用。6枚切り食パン×2 だと分厚いかなと思ったが、問題なくできた。我が家では、食パンの間に、ロースハム、スライスチーズ、レタスを挟み、マヨネーズを多めに、塩こしょうを適当に。あとは両面をバーナーであぶるだけ。片面2、3分くらい、たまに開いて焦げ具合を確認する。何でもっと早くに使わなかったのかと後悔するくらい、食べごたえのあるホットサンドができた。冷たい菓子パンをかじるより、こっちの方が断然アウトドア向けだ。

 

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夕飯は、飯ごうで米を炊き、炭火で焼肉。ソロキャンでは絶対買わない高級牛肉を大量に投入。うまー。すぐに無くなった。あとは焚き火でまったり。

 

なお、温泉は近くに杉の湯があるが、営業時間を調べ損ね(17時まで)入れず、翌日に行くことにした。


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翌朝7時起床。タープを乾かすために、フルオープンに。どうだ、この存在感!

昨日、受付時に、チェックアウトは11時だがゆっくりしていいよ、と言われていたので気が楽だ。テント、タープともに完全に乾かすことができ、11時30分くらいに撤収。ちなみに、両隣さんはまったく撤収する気はなく、とてもノンビリされていた。

 

我が家は、一路、道の駅杉の湯 川上へ。ここにあるホテル杉の湯の温泉が目的だ。

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日帰り温泉は大人700円、小人400円。

湯温はそれほど熱くはなく、長く浸かることができる。私の好みの良い温泉であった。

参考∶湯盛温泉 ホテル杉の湯HP

 

またここから900mほどのところに、丹生川上神社上社があるので立ち寄る。

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祭神は、高龗大神(たかおかみのおおかみ)という龍神様。日本最古の龍神様を祀る神社とのこと。

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高所にあるので絶景が拝める。元の社はもっと下方にあったそうだが、平成10年の大滝ダムの建設によってダム湖の底となり、今の場所に遷されたそうだ。悲しい出来事だが、おかげで天空の社として絶景が拝める。感謝しよう。

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龍神といえば、水や雨を司る存在。かつては、干ばつの時は黒馬を、長雨の時は白馬を奉納して天候の回復を祈っていたそうである。そのためか、拝殿の両脇に二頭の馬の像がある。それぞれが非常に凛々しい出で立ちで、神社の個性を際立たせている。

 

余談だが、昔知人からこの神社のことを教えられた時、「にう」という読みを「New」と聞き違え「Newかわかみじんじゃ」とはなんと粋なネーミングだと、アホな感心をしたことがあった。そんな思い入れ?のある神社に初参詣できて幸せである。子どもらは退屈そうだったが(笑)

参考∶丹生川上神社上社HP

 

神社を立ち、国道169号を北上する。16時30分、少し早いが晩御飯のために、吉野町にあるレストラン里に立ち寄る。f:id:tatsumitatsu:20211115235822j:image

初めて入る店だが、地元に愛されるレストランという感じ。といって地元民しか相手にしなさそうな閉塞感はなく、もちろんチェーン店のようなマニュアルオンリーの素っ気なさもなく、いわば一見さんに対する距離感が程よい感じ。安心できる空間デザインをされている。また寄ってもいいなと思わせるお店であった。

 

大阪の我が家には19時過ぎに到着。

初めに書くべきだが、白川渡オートキャンプ場は大阪方面から意外と近い。奈良のキャンプエリアとしては天川村が有名だが、それだけに予約が取りにくい。こちらの方面も選択肢として大いにありだと思う。

 

参考∶白川渡オートキャンプ場(川上村HP)