2021年9月1日
仕事で河内長野に出向いた。堺からは近いようで遠いこのエリア。まだ自転車では来れていないということもあって興味がある。一仕事終えた後にぶらっと徒歩で散策してみた。
駅前は繁華街だが、一筋入るともう田舎だ。とても雰囲気が良い。少し歩いてすぐに気づくのは、ここが東高野街道と西高野街道が合流する要衝だということ。
そして高野山に向かって街道は続く。まだ仕事時間なのだが、まあ一人だし、ちょっとだけ歩いてしまえ!
駅近だというのに古風な町並みが残っている。
あちこちのお家に杉玉が吊るされている。ということは、この辺りは昔ながらの酒造りが営まれているということだ。お酒は飲まないので関心は薄いのだが、それでも杉玉のような古式ゆかしい風習を見ると、その地域にほっこりとした親近感を抱いてしまうのである。
そして神社発見。
長野神社という。重文の本殿は室町時代のものとされる。星霜を経た荒々しい佇まいは、祭神の素戔嗚尊のイメージにピッタリだ。
古市や狭山をポタリングすると必ずぶつかる東西の高野街道。これが河内長野で一つになるというのは、とても感慨深い。道はつながっているのだ。これを実感するには、徒歩だとちと辛い。やはり自転車のスピード感、移動能力が必要だ。そして、さらに高野山へ…。私の貧脚でこれを走破する日は来るのだろうか。何とかして成し遂げたいなあ。