tatsumitatsu

ロードバイクとキャンプ中心のブログです。

渓流園地で自転車キャンプ①

2021年12月11日(土)

大阪府貝塚市にある渓流園地まで、自転車でソロキャンプに行ってきた。

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不要と分かっていたが、念のため数日前に電話すると、やはりソロキャンプは予約不要(というか大人数の場合しか予約できないと思われる)で、「少し早めに来てくれたらいい」とのことであった。

 

さて、年末も差し迫った時期である。断捨離にいそしむ上さんが、キャンプに行くならついでに流木を燃やして来いと。

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ポタリング中に私が厳選して集めた流木がゴミですと!? などと抗議できる訳もなく、急きょ自転車に流木を積み込むことに。

あと、当日に食料の買い出しをするのは好きじゃない(早くキャンプ場に行きたい)ので、食料もたんまり積み込む。渓流園地は飲み水がないので、水も2Lほど。そしてたくさんのキャンプ道具。

 

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うわ重そう。頑張れキャノンデール。あ、コンチネンタルも。

 

渓流園地までは約37kmの道のり。自宅は堺市なので、主に海沿いを走って貝塚市に入り、そこから府道40号を登る。荷物は多いが、このルートなら大した坂はないので余裕だ。

奥水間霊園を過ぎたあたりで、府道40号を離れて、わざと蕎原(そぶら)の古い集落を走るのも楽しい。

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癒やされる。細い道なので車だと辛いが、自転車なら余裕。

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上の写真の左端、石垣にへばりついた坂を登ると府道40号に戻る。キャンプ場はすぐだ。

 

13時頃到着。渓流園地に来るのはこれで二度目だが、12月に訪れるのは初めて。前回来たとき(5月)のキャンプ場入口が閉鎖されていたので焦ったが、さらに道を奥に進むと受付の方がいて一安心。お金を支払う。

自転車のソロキャンは600円。駐車代がかからないから安い! あとゴミ袋も1枚もらえる。ゴミは持ち帰ってね、ということだ。

 

利用二度目とはいっても初めてのエリアなのでまごついていると、簡単に概要を説明してくれた。「開いてるとこ、好きに使っていいよ」とのこと。12月なのに人は多い。手近なところはかなり埋まっている。最奥を目指す。

ちょっとだけ階段があるので危ないが、慎重に自転車を押して渓流に降りる。

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橋を渡って対岸へ。

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橋の上からの眺め。岩という岩が苔むしている。秘境だ…。

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ここにしよう。

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設営完了。写真右下にあるのが流木。焚き木としては少し量が足りないので、周囲の枯れ枝を拾い集める。

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流木でバトニング初体験。先日、モーラナイフ ヘビーデューティ(カーボンスチール)を入手したのだ。

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刃厚が3.2mmあり、丈夫なのが特徴。流木が簡単に割れる。楽しい。

モーラナイフ ヘビーデューティ(カーボンスチール)の詳細はこちら

錆に強いステンレススチール製の詳細はこちら

 

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そして、100均の火起こし器にぶっ刺して…


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おーよく燃える。だけど流木はそもそもペットの爬虫類たちの住まい作りのために集めていたのだ。まさかキャンプの焚き木に使うとは…。温かいけど、ちょっぴり切ない。

 

なお渓流園地は直火OKである。後始末が面倒なので焚火台を使うけど。

 

さて晩御飯だ。米一合炊いて…

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うどんすきセット。豚バラ入り。つまるところ手抜きである。

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メインディッシュは、ベーコンブロックを厚切りして、串にぶっ刺して直火焼き。やっぱり手抜きである。が、マヨネーズをかけて食うと絶品だ。ごはんが進む。

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至福のお一人様タイム。ビールや甘酒、汁粉などをちびりちびりやりながら、焚き木をくべる。お約束のクラシックを聞きながら、火吹き棒を振り回して、なんちゃってカラヤンである(バーンスタインでも佐渡裕でも何でもいい)。はたから見れば、完璧に変なオジサンだが誰も見てないから良いのである。

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ふと傍らを見ると…さすが漆黒のキャンプ場の異名は伊達ではない。

なお、最奥のブースの不満点は一つだけ。トイレが遠いこと。測ったわけではないが、5分以上歩くのではと思われる。ランタンや懐中電灯が必須だ。試しに明かりを消すと、足元すら見えない闇に包まれる(その漆黒の中を歩くのも楽しいのだが自己責任で)。

 

また渓流園地は、ケータイの電波が届かないことも記しておく。私は家族にLINEを送り損ね、翌日家に帰ったとき、大変心配された。ご注意を。

 

21時30分就寝。この日は、珍しく温かかった。といっても7℃くらいか。寒い夜は、湯たんぽが最強であるが、こと渓流園地は水がないのが辛い。水2L用意したのは、これを計算に入れてのことである。

 

あと、炊事場もないので、食器類は洗えない。後片付けは、ウェットティッシュなどでサッと拭いてお終い。洗うのは家に帰ってからだ。

 

翌朝5時、目覚める。寒い。暗い。二度寝する。7時起床。チェックアウトは10時である。ロールパンを表面だけ焼いて、目玉焼き、ベーコンの残り、ホットコーヒーで朝食。そして撤収。

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行きは、キャンプ場に早く着きたい一心でペダルをこいだが、帰りは逆に余裕ができる。まっすぐ帰るなんてもったいない。どこか寄り道してやろう。

心がウキウキする。自転車キャンプのもう一つのお楽しみである。

長くなるので、続きは次のブログで。

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