2021年7月18日
岸和田育ちの堺在住。ということもあって、どうも大阪市以北は縁が遠い。だが大阪のロードバイク乗りなら走っておかないといかんだろうと、勝手に思っているエリアがある。淀川だ。
なぜ今まで敬遠していたのか。それは、大阪市内の中心部を縦断するのが生理的にイヤだからだ。車や人が多くてゴミゴミしているイメージ。そんなところ走りたくねーよ、みたいな。
しかし、いっぺんは淀川拝んどかんとな、ということで出発。府道30号線を北上、ハルカスの横を過ぎれば、そのまま谷町筋となる。ひたすら真っ直ぐな道。先入観と違って、すごく走りやすい。大阪市内いいじゃん。
じきに天満橋で大川にぶち当たる。ここまでは結構なスピードで走ってきたが、ここからは大川沿いの毛馬桜ノ宮公園をぶらぶらポタリングモードだ。
きれいなところだ。
大阪みどりの百選…この碑どこかで見たような。思い起こすと、和泉葛城山の頂上付近の登山道でだ。あそこでは天然記念物のブナ林が選ばれていたような(適当)。ここは当然桜だろう。こういうのも意識していると散策が楽しくなる。
そして淀川到着。所要時間約1時間。割りと近い。
広大さに圧倒される。
絶句。
何だこれは。こうもん?
スマホで調べると「閘門」と書くらしい。淀川と大川の水位が違うため、それを調整する門なのだそう(微妙に違うがまあそんな感じというところで)。
この辺りは淀川の歴史的に重要なエリアのようで、いろいろな施設や史跡が集中している。
淀川改修紀功碑
毛馬第一閘門
毛馬北向地蔵
説明はしんどいので省く。
あちこち土手や河川敷を走ると、その規格外の広さに驚かされる。大和川とは比較にならない。
その後、またこうもん様のもとに戻り小休止。
目の前に見えるのは淀川大堰(おおぜき)。大阪府と兵庫県への上下水道および工業用水道の供給を行う設備。って、大阪文化圏で最も重要な施設ではないか。
と言うのは、後で調べてわかったこと。現地で休んでいたときは、すぐ横の看板に釘つけになっていた。
波が牙をむいている。秀逸。
帰りは少し道を変える。
大阪城を仰ぎ見る。
今日は、ほんの挨拶程度の淀川行だったが、この広大な空間をライドするのは格別だ。いつかきちんと計画して、京都の方まで走ってみたい。